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【コラム】「”ゲーム分析”から”パフォーマンス分析”へ」の頃

新型コロナウィルスの影響で、展示会や学会といったイベントも軒並み中止や延期となっています。そうしたイベントも商品(Vosaic)のプロモーションの機会と考えていましたが、戦略の練り直しです。

そんな中、一つ気になった学会があってHPを見てみたところ、やはり延期になっていました。


World Congress of Performance Analysis of Sport 2020」(WCPAS、世界スポーツパフォーマンス分析学会大会)です。パフォーマンス分析に関わる方には私が紹介するまでもないのですが、International Society of Performance Analysis of Sport(ISPAS)が開催する、スポーツパフォーマンス分析に関する権威ある学会大会です。

WCPASウェブサイト画像
(WCPAS2020サイト – 下にスクロールすると、スポンサーとして私の関係していた会社のロゴが出てきました。)

私が「パフォーマンス分析」という言葉を最初に意識したのは2003年頃のことでした。この年に開かれた学会大会(HPでは2004年ですが、なぜか私の手元にある当時いただいた資料には2003年の日付があります)に参加した日本の研究者の方に教えていただきました。当時の私にとって、こうしたゲーム分析を含む分野の学会が海外で既に存在していることが驚きであったのを覚えています。

それから程なく、私の販売していたソフトウェアのメーカーも、それまで「ビデオ分析ソフトウェア」とカタログやホームページ上で呼称していたものを「パフォーマンス分析ソフトウェア」に変更し、「”Game Analysis(ゲーム分析)”から”Performance Analysis(パフォーマンス分析)”へ」というメッセージを掲げていたことも思い出しました。

この「WCPAS2020」の「大会のテーマ(Congress themes)」のページを見てみると、そこには24ものテーマがあり、その中には「パフォーマンス分析」だけでなく、「バイオメカニクス」もあれば「アンチドーピング」もありと、非常に広範囲にわたっています。

自分自身を振り返って、長年の間に次第に1つの商品に集中してきたこともあって、スポーツパフォーマンスを幅広い視点で捉えることをしていなかったかなという気がしています。そういう意味で、最近はスポーツ医学やトレーニングの分野の方々とお話をしたり、一方ではプログラミングやITシステムの専門家の方と一緒に仕事をする機会を持てているのは、自分の視野を再度広げることに繋がるのかなと自分自身、楽しみにしているところです。


このWCPASについて、またパフォーマンス分析という言葉のもつ意味については、『スポーツパフォーマンス分析への招待』第2回で取材、掲載をさせていただきました。お読みくださると幸いです。

(橘 肇/橘図書教材)