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【コラム】複数の視点での振り返り – マルチカメラ録画の活用

9月の展示会以降、オンラインでの営業活動に加えて、少しずつ実際の訪問営業も始めています。また感染拡大が気になってきたところですので、今後も十分な注意は必要だと思いますが、やはり実際にその場にいて得られる情報、こちらからお伝えできる情報の量は、PCの画面を通じてお話しするときとは格段の差があると思います。

とはいえ、現在の社会状況に合わせ、オンライン環境にも対応できる製品を提案していかなくてはなりません。もちろん、私たちのVosaicは授業診断や授業研究だけでなく、遠隔での指導、振り返りにも対応できるシステムです。ここに最近、さらに便利な機能・使い方が2つ加わりました。

  1. 複数のカメラ映像の録画機能
  2. IPカメラのストリームの録画(サードパーティアプリを使用)

今回は前者の「複数のカメラ映像の録画機能」についてご説明します。操作手順の詳細は、vosaic.jpのブログ「【新機能】複数のカメラストリームの録画」をご参照ください。

HDMI-USBキャプチャデバイスや、サードパーティのアプリケーションを必要とするものもありますが、ご覧のように最大で4つのカメラソースを取り込むことができます。映像部分は伏せていますが、ご覧のように全く異なる4つのソースを同期しながらキャプチャできました。

競技スポーツのゲームパフォーマンス分析、特に試合中のリアルタイムでの分析では、2つ、3つのカメラアングルの同時に取り込んで、リアルタイムにコーディング(ビデオのタイムライン上に分析項目を記録していくこと)を行うことは珍しくなくなりました。
ワイドの映像とアップ(タイト)の映像、横からのアングルとゴール裏からのアングルといったように、2つの映像を比べながら見ることで、プレーを立体的に把握することができます。

これは教室での授業の様子を録画するときも同じで、教室の後ろからの引きの映像は、全体の雰囲気や教師の目線、生徒の反応を同時に見る上でも便利ですが、もう一つ、教室の前からの映像であったり、アップで撮影できるようなカメラがあれば、よりコミュニケーションやグループワークの様子を詳細に把握することができるようになるでしょう。もちろん、プレイバシーへの十分な配慮や手配は必要ですが、効果的な授業診断と省察、改善への道筋が描けると思います。

医療シミュレーショントレーニングの様子にしても、上からの引きの映像で個々のスタッフの動きを見て、ベッドサイドに取り付けたカメラでコミュニケーションを見れば、クリニカルスキル(医療行為)とノンクリニカルスキル(コミュニケーションやリーダーシップ)をそれぞれ評価できるでしょう。

スポーツパフォーマンス分析の世界で仕事をしてきた20年の間に、テクノロジーの進化によって、ゲーム中即時の分析と、いつでもどこでも自由な振り返りが普及してきました。その進化をさまざまな教育の世界に応用できれば、それが指導者の成長を支援することにつながり、ひいては学ぶ側の幸福にもつながると思っています。

(橘 肇/橘図書教材)


Vosaicについて
Vosaicはアメリカ・ネブラスカ州リンカーンに本社を置くFACTSが展開する、教師教育、医療教育、指導者育成、専門能力開発のためのビデオプラットフォームです。数多くの教育機関、教育委員会、医療機関、ビジネスコーチング会社等に採用され、授業研究・授業評価やシミュレーショントレーニングなどのフィードバック、省察など、専門能力の開発のために用いられています。

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