連載『スポーツパフォーマンス分析への招待』第23回

連載『スポーツパフォーマンス分析への招待』第23回が掲載された「月刊トレーニング・ジャーナル」2021年11月号が、本日10月10日に発売されました。

連載 スポーツパフォーマンス分析への招待 23
ゲームパフォーマンス分析を学習する
ー 汎用のスポーツパフォーマンス分析ソフトウェアの活用
橘 肇・橘図書教材、スポーツパフォーマンス分析アドバイザー
監修/中川 昭・筑波大学名誉教授、日本コーチング学会会長

この夏に開催されたオリンピックやパラリンピックは言うまでもなく、トップレベルのスポーツの現場では様々なコンピュータソフトウェアやICTシステムが使われています。もちろんゲームパフォーマンス分析の分野においても、様々なソフトウェアが使われています。

私が授業を担当している桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部は、日本や世界で広く使われている3つのスポーツパフォーマンス分析ソフトウェアが用意されているという、非常に恵まれた環境にあります。演習授業では、操作への習熟はもちろん、各競技に共通したゲームパフォーマンス分析の手法や考え方を学ぶ第一歩とし、先々、自分が関心のある競技のスポーツパフォーマンス分析に取り組む上での基礎としてくれたらと願いながら、カリキュラムを考えました。

今回の記事では、SPLYZA Teamsを使った演習授業の内容を公開しています。新型コロナウイルス感染症の影響で十分な時間を取れなかったことがここでも残念に感じられましたが、学生の皆さんが集中して取り組んでくれたこと、短い時間の中でもしっかりと分析、考察を加えてくれたことが非常に頼もしく感じられました。

スポーツパフォーマンス分析ソフトウェアを授業の中でどのように活用するのが良いのか、まだこれからの課題だと思います。今年は教員の1人として、またソフトウェアのプロバイダーとして、自分が考えたこと、得た経験をフィードバックしたいと思っています。両方の立場が経験できる人というのは数少ないと思いますので。

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(橘 肇/橘図書教材)

(イメージ:写真AC