【コラム】複数の視点で研究授業の振り返り – Vosaicのマルチカメラ録画の活用

授業分析においては、教室の後ろに1台のカメラを固定しての撮影が一般的ですが、生徒の表情や作業の様子をクローズアップで捉えた映像もあれば、より多様な視点で振り返ることができます。しかし別々に撮影した映像を後で別のソフトで編集するのは、時間も労力もかかる作業です。

Vosaicの機能「複数のカメラ映像の同時録画」が、授業分析の視点を増やします。
最大4つのカメラ映像を同時に録画し、同期再生することで、教室全体の雰囲気、教師の動き、生徒の反応を多角的に捉えることができるのです。

研究授業の多面的な振り返り

スポーツパフォーマンス分析では、複数のカメラアングルから得られる情報をリアルタイムに分析し、プレーの改善に役立てることが一般的になっています。Vosaicはこの技術を教育現場にも導入することで、授業の質の向上、教師の専門能力の向上に貢献していきます。

  • 授業の様子を立体的に観察:教室の前、後からの映像や、教師のクローズアップの映像を同時に録画することで、生徒の表情やグループワークの様子と教師の指示や表情の関係などを詳細に分析することができます。
  • 医療シミュレーションの評価を効率化:上方からのワイド映像でスタッフの動きを、ベッドサイドの映像でスタッフ間のコミュニケーションを評価し、クリニカルスキルとノンクリニカルスキルを総合的に評価することができます。

下のサンプル画像は、3つのビデオカメラと1つのストリーミング映像を同時にキャプチャ(取り込み)している実際の画面です。これ以外にも、Wi-Fiで接続したスマートフォンも使用することができます。詳細な操作方法はVosaicのサイトの記事をご覧ください。

Vosaicが選ばれる理由

多様な教育現場で活用可能:開発・発売元の米国では、小学校から大学、そして医療機関まで、幅広い教育現場で活用されています。
遠隔指導にも対応:授業のライブ配信や録画機能を活用し、場所や時間に縛られない学習をサポートします。
授業研究を深化:録画された授業映像を繰り返し、多面的に視聴し、改善点を見つけ出すことができます。

Vosaicや授業分析に興味をお持ちになられましたら、ぜひプロダクトサイトもご覧ください。

(橘 肇/橘図書教材)