今年度も多くの大学で、体育授業の分析、スポーツパフォーマンスの分析に関する授業をお手伝いさせていただきました。また私がお伺いせずとも、すでにVosaicを使ったパフォーマンス分析を授業の中で実施してくださっている先生方も増えています。
こうした現状は、私がこの事業を継続する上での何よりの励みです。そして最近強く感じるのは、こうしたスポーツを通じたデータサイエンス教育、課題解決型学習(Project Based Learning)を、大学だけでなく高校生の教育の中にもぜひ取り入れてほしいという思いです。
実際に私たちは高校生を対象にした講習も実施していますし、高校への出張授業を実施していらっしゃる大学の先生もおられます。これらの事例は、例えば文科省が推進している「高等学校等デジタル人材育成支援事業」(高等学校 DX 加速化推進事業)といった事業の範疇にも、十分に当てはまるのではないかと思っています。
しかし多人数を対象としてパフォーマンス分析の授業を行う場合、それに適したソフトウェアを選択する必要があります。いくつか条件をあげてみましょう。
- 導入コストが低いこと:PC1台につきいくら、というタイプの費用設定では導入コストが高くなりがちで、人数の変化に柔軟に対応することができません。
- 操作がシンプルであること:プロが使うようなのトップレベルのパフォーマンス分析ソフトでは、大部分の機能が使われないままになってしまいます。
- どんな目的にも対応できること:スポーツに限定しても多種多様な競技がありますし、動物の行動分析や学校行事の編集など、他の教科などでも活用することを考えると、カスタマイズ性の高さも必須条件です。
- 生徒だけでなく先生にも役立つこと:授業研究・教師教育でも実績のあるツールであれば、授業で使わない期間も無駄にはなりません。
こうした条件を満たしていないと、複数の人数で1つのPCを共有するような、効率の悪いことになってしまいます。これが、私たちがVosaicを多人数での演習に最適なツールとして、自信をもってお勧めする理由です。
DXの推進を考えている、あるいは何を行えば、どんなツールを使えばわからないといったお悩みを抱えていらっしゃっる先生方には、ぜひ私たちの教育事例や、授業診断プロジェクトの記事をご参照いただけたら幸いです。Vosaicはデジタル庁の「教育DXサービスマップ」にも掲載されていますので、そちらでも仕様をご確認いただけます。
ご不明な点がございましたら、ぜひお問い合わせください。
(橘 肇/橘図書教材)