連載『スポーツパフォーマンス分析の方法を教師の育成支援に』第1回「①小学校の授業診断への活用」

「月刊トレーニング・ジャーナル」2024年1月号(電子書籍)が、12月10日に発売されました。今回の号から3回にわたって、「スポーツパフォーマンス分析を教師の育成支援に」と題したスペシャルレポートをお届けします。

スペシャルレポート
スポーツパフォーマンス分析の方法を教師の育成支援に
― ①小学校の授業診断への活用
橘 肇・橘図書教材、スポーツパフォーマンス分析アドバイザー

競技現場での試合分析のために使われてきた「スポーツパフォーマンス分析」、特に「ゲームパフォーマンス分析」の手法について、さまざまな領域での活用が試みられています。私自身も20年近くにわたり、トップレベルのスポーツへの普及と並行して、教育や医療分野での普及・活用にも尽力してきました。この短期連載では、その最先端の現場をお伝えしていきます。

取材させていただいたのは、東京を拠点に現職教員向けの研修や、学校の研究授業・校内研修の講 師などを通じて、教育関係者をサポートする事業を展開しているNPO団体「教育総合プロデュース・RTF教育ラボ」です。RTF教育ラボでは、長年取り組んでいる活動の1つ「授業診断」の中にパフォーマンス分析ソフトを採用し、映像を使った質量両面からの分析とフィードバックを行うことにしたのです。

連載の1回目では、パフォーマンス分析ソフトを授業診断の中に導入した理由、従来の紙の診断票を使った診断との違いや使い分けなどについて、RTF教育ラボ代表の村上敬一氏に取材しています。パフォーマンス分析の新しい可能性について、体育・スポーツ関係者に限らず役立つ情報になっています。ぜひ、お読みくださると幸いです。

(橘 肇/橘図書教材)