屋号「橘図書教材」について

新しい名刺を出すと、たいてい、この屋号「橘図書教材」を見て怪訝な顔をされます。特に私がスポーツ業界で働いてきたことを知っている人からは。

無理もありませんね。これ、実家の商売の屋号です。実家は小中学校の教材の取次店を仕事にしていました。扱っていたのは教科書以外の副読本や資料集、受験に向けた問題集から裁縫箱まで。私も小さい頃は、配達に行く父親の車に乗って、松山市内の小中学校に一緒に行ったものです。

そんなこともあって、ゲームパフォーマンス分析ソフトウェアの営業時代、スポーツチームを訪ねるのと同じくらい、大学から小学校まで、いろいろな学校を訪ねるのが好きでした。もちろん実家はもう商売はしていませんが、その頃の思い出から、自分がもし将来独立することがあるなら、まずこの名前を使おうと思っていました。

実は父親からも「いまごろ図書って…」と言われたのですが、独立後最初の新規の仕事は出版に関わることができたので、あながち外れでもないわけです。まもなくご報告できます。

(橘 肇/橘図書教材)