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月刊トレーニング・ジャーナル2021年10月号、連載『スポーツパフォーマンス分析への招待』予告

連載『スポーツパフォーマンス分析への招待』第22回が掲載予定の「月刊トレーニング・ジャーナル(ブックハウス・エイチディ)」2021年10月号は今月10日の発売予定です。

スポーツパフォーマンス分析を学ぶ上では、分析を行うためのシステム(記録するための用紙や、コンピュータのプログラムなど)を自ら開発し、実際にデータを収集するプロセスを体験することも重要な要素です。今回から数回にわたり、私が担当した実習授業を例にそのプロセスを紹介します。まず取り上げるのはシステム開発の第一のステップ「手作業による記述的パフォーマンス分析」です。

出典:中川昭(2011)ラグビーにおける記述的ゲームパフォーマンス分析を用いた研究,筑波大学体育科学系紀要,34:1-16

「スポーツパフォーマンス分析入門」(大修館書店)の中で私の心に強く残っている記述に、原著の著者であるピーター・オドノヒュー教授(カーディフ・メトロポリタン大学)の言葉「手作業による記述分析システムを開発することは、スポーツパフォーマンス分析を学ぶ学生にとって有益なトレーニングになる」があります。20年間、一貫してコンピュータソフトウェアを用いたパフォーマンス分析に携わってきた私ですが、この記述を読んで以来、いつか自分がスポーツパフォーマンス分析の講義を行うチャンスがあったら、まず手作業による分析からスタートしたいと思っていました。

新型コロナウイルス感染症対策のため、前期の授業では十分に実習の時間は取れませんでしたが、それでも手作業による分析を少し行うことができました。こうした学習の進め方について、ぜひ他の先生方とも意見を交換してみたいと思っています。

(橘 肇/橘図書教材)