連載『スポーツパフォーマンス分析への招待』第22回が掲載された「月刊トレーニング・ジャーナル」2021年10月号が、本日9月10日に発売されました。
連載 スポーツパフォーマンス分析への招待 22
ゲームパフォーマンス分析を学習する①
ー 手作業による分析から始める理由
橘 肇・橘図書教材、スポーツパフォーマンス分析アドバイザー
監修/中川 昭・筑波大学名誉教授、日本コーチング学会会長
テーマは予告編の記事で紹介した通り、授業で行った「手作業による記述的ゲームパフォーマンス分析」の実例です。
ゲームパフォーマンス分析を初めて体験する人が多い実習の場合、これまで私がよく題材として使用してきた競技は「バスケットボール」です。その理由は、1つは体育の授業の中で誰もが経験する機会が多いこと、そしてもう1つが、「20数秒に1回、ほぼ必ずシュートというイベントが起きる」ということです。
今回の実習で何を使うか考えた結果、初めてテニスや卓球といった「ネット型スポーツ」を題材に使ってみました。ほとんどの学生にとってわかりやすく、得点もよく入るという点で、初心者のゲームパフォーマンス分析への導入に非常に向いている競技だと感じました。こんなことも、競技スポーツのチームや部活動への納入や操作講習にはない発見です。
皆さんでしたら、どんな競技をゲームパフォーマンス分析の入り口としてお使いになるでしょうか?ご購入はブックハウスエイチディ様のサイト、またはamazon等からお願いいたします。
(橘 肇/橘図書教材)