11月17日、24日の2回にわたって、東邦大学理学部様(習志野キャンパス)での「スポーツ・健康科学」の講義を担当させていただきました。この科目はスポーツ・健康科学のさまざまな分野について学ぶものですが、そのうちスポーツの情報分析をテーマにした2回を任せていただきました。
受講生は主に理学部の生命圏環境科学科や情報科学科に所属している学生、約20名で、運動部に所属していたり、体育・スポーツに関する学習や研究をしていたりする学生ではありません。スポーツの情報分析についてどのような面からお話をしようかと、依頼をいただいてからあれこれと考えを巡らせました。
最終的に「スポーツパフォーマンス分析の学問的な背景や、実践の場で行われていること」、そして最近、こうしたお話をする際に交えている「スポーツ以外の分野にも応用可能なスキルとしてのパフォーマンス分析」というメッセージを軸にすることにしました。
2回の機会をいただきましたので、1回目はスポーツパフォーマンス分析の学問的な側面や、競技の現場で行われている分析手法やテクノロジーについての話、そして今日の2回目では、実際にパフォーマンス分析ソフトウェアを使ったゲームパフォーマンス分析を体験してもらうという内容で進めました。
以前でしたらこういう特別講義の際はソフトウェアの紹介や操作体験までで留まっていましたが、少しは広がりのある話ができるようになったのかなと思います。受講してくれた学生にとって、スポーツとテクノロジー、スポーツと情報の繋がりといったことについて、興味を広げるきっかけとなればと思います。
今月は、小学校でのVosaicを使った授業診断の予定も入っています。営業、取材と合わせて教育、3つの活動をバランスよく行っていきます。
(橘 肇/橘図書教材)