「個別最適化されたトレーニングメニューを生み出すフィジカル測定」- 月刊トレーニング・ジャーナル2023年9月号スペシャル・レポート

8月10日に発売された月刊トレーニング・ジャーナル2023年9月号では、連載以外にもう1本、私が取材した原稿を執筆させていただきました。

Special Report
個別最適化されたトレーニングメニューを生み出す
── 最新のフィジカル測定をもっと身近に

取材したのは、フィジカル測定の代行サービスを通じて、科学的データの活用と、若い世代 のアスリートへの教育に貢献しようとしているスタートアップ企業、株式会社S-CADE.様です。高校生アスリートに対するフィジカル測定の現場におじゃましました。

S-CADE.様のフィジカル測定サービスの特徴は次の点です。
①自社開発・国内製造の光電管やジャンプマットを使っていること
②測定したデータをクラウドのデータベースに保管することで、さまざまな角度からの比較ができること
③スポーツ科学に基づいた各種指標を算出し、個別最適化されたトレーニングメニューを提供していること

私自身、以前に所属していた会社で光電管やジャンプマットといった測定機材の輸入・販売、そうした機材を使用したフィジカル・フィットネスの測定業務も行っていました。その時、「測定したデータについてトレーナーが自分の感覚でフィードバックをするだけでなく、スポーツ科学の知見を使って分析したり、大きなデータベースを作ったりすればもっと有効活用できるのでは…」と思いながらも、実行に移すことができませんでした。

今回、S-CADE.様が行なっているサービスについて初めて話を聞いた時、すぐに興味を惹かれたのは自分にそうしたバックグラウンドがあったせいかもしれません。

「フィジカル測定を通じて自分の現状を知り、目標を設定し、プログラムを決めて、それをやり切った結果を実感するという体験を積んでいけば、その後も活躍できる人材になれるはず」という、代表の髙橋様の言葉が強く印象に残りました。スポーツを通じた教育やライフスキルの獲得は、取材の中でも、自分の教育実践の中でも、継続的に追いかけていきたいテーマです。

ご購入はブックハウスエイチディさんのサイト、またはamazon等からお願いいたします。

(橘 肇/橘図書教材)