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【コラム】学生3人にPC1台。さて、グループワークをどう進める?

操作講習の意味

20年間スポーツパフォーマンス分析ソフトの販売をしてきた中で、操作講習や実習補助の機会を数多くいただきました。「コンピュータソフトを使ったスポーツパフォーマンス分析」という新しい手法を普及するためには、こうした機会は不可欠と思い、自分からも積極的に提案し、また依頼があれば喜んでお引き受けしていました。

こうした講習の機会こそ、複雑な操作をどう伝えれば相手に理解してもらえるのか、それを徹底して考える機会でもあり、裏を返すと「自分が何のためにこのソフトの販売に携わっているのか?」という理想を、ユーザーやユーザー候補の方に直接訴えられる機会でもあります。講習や授業の準備では、気がつくと徹夜になっていることが多いのですが、それだけの準備をするのが当然のことだと思っています。

今後は「Vosaic」を使って、この手法をさらにスポーツ以外の分野の専門能力開発と指導者育成に広げていくことが私の夢です。

台数と人数の関係

さて、こうした講習を依頼された場合、準備の段階で考えておかなくてはいけないことは多いのですが、まず考えるべきはソフトウェアの入ったパソコンの台数と受講者の人数の関係です。以前扱っていたスポーツパフォーマンス分析ソフトウェアは高価だったため、学生1人に1台という環境はまずなく、受講者の少ない時でも2人に1台、多い時だと6、7人に1台という状況が普通でした。

そうすると必然的に「グループワーク」で操作実習を行うことになります。限られた時間の中でどのように進行すべきか、いつも悩むところでした。例えば3人にソフトウェア1台の環境で、操作実習に使える時間が60分だとして、どんな進め方をすればいいでしょう?

(画像 写真AC

時間の無駄をなくすには…

この場合、学生1人が操作できる時間は、単純計算で60分÷3人=20分となります。皆さんは、この20分をどう割り振りますか?

  1. 20分の操作を1人1回ずつ。
  2. 10分の操作を1人2回ずつ。
  3. 5分の操作を1人4回ずつ…

裏返して考えると、1人40分も操作ができない時間があるわけです。パソコンを使う実習、どうしたって手元にパソコンがない時間は「暇」になります。何とかその40分が無駄にならず、何らかの形でグループワークに参加している形にならないか…という気持ちから、上のようにサイクルの長さを変えてみたり、1つ1つの操作ごとに1人ずつに割り振って、それぞれが責任持って覚え、他の人に教えないといけないような形にしたりとか、工夫をしてみました。

しかし最終的に大事なのは、その場の雰囲気と学生の取り組み方を見て、どんな風に回していくかを判断し、微調整を加えていくことだったと思っています。このあたり、バッターの雰囲気を見て待っている球を読む…のが苦手なピッチャーだった私には、なかなか苦労することです。

グループワークの効果的な見守りかた

Vosaic.jpのサイトのブログに掲載している翻訳記事「グループワークの際の教師のモニタリング方法に関する研究」では、グループワークの効果を高めるための「巡視と対話の方法」についての興味深い研究結果が出ています。特定のグループにずっと関わってしまったり、できてそうなグループを逆に放ったらかしにしてしまい、さらに進むチャンスを与えられずに終わったり..こうした講習やセミナーは1回1回が生き物だなと感じます。

グループワークを指導する機会の多い方は、この記事もぜひ参考にしてみてください。

Vosaic」の大きなアドバンテージの1つが、1ライセンスの契約であっても「人数無制限」(アップロードできるのは1ユーザーのみ)で利用できることです。多人数に対して行う講習や、多人数で取り組む研究・分析にも柔軟に対応できます。アップロード権限のあるユーザーや、ストレージ時間の追加にも柔軟に対応できます。オンラインで利用できますので、リモートでの講習や自宅学習にも最適です。ぜひ、無料トライアルでその利点をご体験ください。

(橘 肇/橘図書教材)
[ Provided by Vosaic ]

Vosaicについて
Vosaicはアメリカ・ネブラスカ州リンカーンに本社を置くFACTSが展開する、教師教育、医療教育、指導者育成、専門能力開発のためのビデオプラットフォームです。数多くの教育機関、学区、医療機関、ビジネスコーチング会社等に採用され、模擬授業やシミュレーショントレーニングなどのフィードバック、省察など、専門能力の開発のために用いられています。

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