【コラム】教材営業、ときに非常勤講師と執筆業

先のニュースリリースにてお知らせの通り、今年度(注:2021年度)、桐蔭横浜大学スポーツ健康政策学部において、スポーツ情報分析専攻の非常勤講師を務めることになりました。「なぜ私に?」という気持ちはありましたが、「何か」を認めてくださってのご依頼であると信じて精一杯務めたいと思います。

こうして1年間教壇に立つというお仕事をいただき、改めて自分自身についても考える機会にもなりました。

私が自分の長所だと思っているのは、「物事を様々な立場から見られること」だと思っています。

大学を卒業して以来、ほぼ一貫してスポーツの近くで過ごしてきましたが、その立場はマスコミ、大学院生、営業の会社員と変わり、会社員時代の最後には「チームのアナリスト」まで経験できました。スポーツに対して、メディア、研究(とまでは言えないのですが)、営業職、現場スタッフと、4つの立場を経験できたことになります。あとはトップレベルで選手かコーチを経験できていればよかったのですが…それは贅沢というものですね。

ともあれ、いろいろな立場に身を置けたことが、物事を考える際の自分の基本姿勢につながっています。おそらく、社会人経験の最初となったTV局で「多様な意見を取り上げる」ことを仕込まれたことも無関係ではないと思います。
ただこれが悪い方に出るのが日頃の「優柔不断」に繋がっているのも、自分ではよく分かっているのですが。

現在の「教材販売の自営業」という立場は自分が望んだものですが、並行して取材・執筆という仕事をしている理由には、ときどきは立場を変えて、教育やスポーツの世界を客観的に見たい、いろいろな人の立場を知りたいという気持ちもあります。「昔、取材の仕事嫌だったがね」と自分にツッコミながらも。

そんなところに「非常勤講師」という仕事を新たにいただいたのは、私が人生で一度もなろうと思ったことのない(教員免許も持っていませんし)「教員」という立場も真剣に経験せよということかなと思っています。今までたくさんの先生方とお付き合いをしてきましたが、その立場やご苦労まで思い至っていませんでした。

(対面でできるのか、リモートがあり得るのか、慎重に計画する必要がありそうです)

この新しい立場にも今年1年、全力で取り組むつもりです。

(橘 肇/橘図書教材)

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