【コラム】「ハタラク」とは…

確定申告の時期ですね。今年はコロナウィルスの影響で、申告期間が4月16日まで期間が延長されています。

さて個人事業になったことで、今年は確定申告を行わないといけません。会社員時代は年末調整の用紙を経理のかたに提出するだけでよかったわけですから、改めて会社のありがたみを感じます。

そんなわけで今更ながら経理の知識も必要と思い、去年、日商簿記3級の試験を受けました。夏から勉強を始めたのですが、なんとか1回目の試験で合格できました。模擬試験を解いていた時には何回やっても合格点にならなかったのですが…我ながら本番に強い。

営業職として勤めていた時、担当商品の輸入から任せてもらっていたのですが、経理的な処理は人に任せっぱなし。結局、複式簿記の意味や振替伝票の書き方も知ろうともしないまま、終わってしまいました。

こうやって少し勉強してみて初めて、「どうして棚卸しをする必要があるのか」「精算を期限までに出さないとなぜ経理が困るのか」、経理の方に言われていた意味がわかります。成ろう事なら、あの頃に勉強しておけばよかったと思いますね。

先日お亡くなりになった野村克也さんの本はたくさん読みましたが…中でも日頃よく思い出すのが、「『働く』とは『ハタ(周囲)』を『ラク』にすること。」という言葉です。自分がそうできているか…というのはまた別の話ですが。

で、初めての確定申告ですか? 結局、税理士さんにお任せしてしまいました。

(橘 肇/橘図書教材)