7月10日(土)、芝浦工業大学豊洲キャンパスにて、公開講座オープンテクノカレッジ「スポーツパフォーマンス分析入門〜 スーパープレーを支える人とテクノロジー」と題した講座を持たせていただきました。
芝浦工業大学准教授の石﨑聡之先生と共同で、2時間の講座の前半を私が担当させていただきました。
当日はたいへんな暑さでしたが、16名の方が足を運んでくださいました。
もともとお話をいただいたのは、昨年のこの講座でした。もちろんありがたいお話でしたが、私がそれまで経験してきた「ソフトウェアの操作講習」とは違い、スポーツに関心をお持ちの一般の方に向けた講座ですので、いったい何を話せばいいのだろう?という戸惑いがあったのも本心でした。
それが新型コロナウイルス感染症の影響によって中止となり、それからの1年は幸いにも、雑誌の連載や非常勤講師、Vosaicの販売活動、「授業力向上 授業診断プロジェクト」と、パフォーマンス分析を核としたさまざまな取り組みをスタートできました。そうした仕事を通じて新しい情報を得るだけでなく、「自分の経験を棚卸しして、まとめる」こともできました。1年の延期を、良い方に生かせたかなと思っています。
講演では、現在のスポーツの裏側を支えるテクノロジーや情報分析に携わるスタッフの方の存在について、取材や授業、自分の経験を通して「私が感じた魅力」をお話しいたしました。「スーパープレー」というタイトルには少し物足りなかったかもしれませんが、それを支える裏側には人の地道な努力と、「意外と手のかかる」テクノロジーがあること、そしてパフォーマンス分析をやってみるのはそれほど難しくないことも知っていただけたら幸いです。
「私の感じたスポーツパフォーマンス分析の魅力」をお伝えするための取り掛かりとして、恐縮ですが、まず自分のことから話しました。
この日の参加者の方も、私の肩書きの「橘図書教材」には「?」と思われたかもしれませんが、パフォーマンス分析の世界での経験をもとに、自分なりに「今の時代の橘図書教材」としての仕事ができればと思っています。
(橘 肇/橘図書教材)